空腹感の存在。
毎日、食べても、食べても、お腹がすきますよね?
これは、人間の活動として当然の事なんです。
動くのも、考えるのも、心臓を・内臓を動かすにも、
エネルギーが必要なんです。
このエネルギーを生むものが、体の中にある「脂肪」であり、
口から入ってくる「食べ物」(の糖質)です。
体が、常に脂肪を使って、おなかをすかないようにしてくれれば良いのですが、
そこまで人間もうまく出来ていないです。(笑)
基本的に「空腹感」は血液の中の糖質が減ってくると、感覚として出てくるものです。
なので、糖質を取る事によって、空腹感が無くなります。
(だいたい周期は3時間位と言われています。)
この繰り返しでは、実は1日6食位食べないとなりません。
ただ、人間の体の能力はやはり高く「グリコーゲン」というものが存在します。
グリコーゲンは脂肪とはまた違い、糖質が減ってくると、じわじわと、糖(ブドウ糖)を、
血液に送ってくれます。(比較的、早急な対応で)
その為、1日3食でも十分な食事量でいられるのです。
これも「体の神秘」ですよね。
ずっと食事ばかりでは、食べるのも・・・・尚更、作るのも大変です!
このグリコーゲンは、肝臓と筋肉に作られて貯蔵されます。
(本当はグルコースを・・・なんて言ってしまうと複雑なのでこんな感じの表現にします。)
グリコーゲンは血糖値の調整をしてくれるものだと覚えておいてくださいね。
本当に糖質が体から無くなってしまうと死にますが、
少なくなってもものすごく困ります。
人間の1番の重要な機関である「脳」が本気で困ってしまうのです。
実は、脳と中枢神経の唯一のエネルギーが糖質なのです!
だから、糖質が少なくなると、集中力が落ちます。
だから、疲れた時に「甘い物」が欲しくなります。
どうしても食べたい時は、糖を取りましょう!
人間の「本来の欲」なのですから。
ただし、摂り過ぎは、不要です。
とりあえず、グリコーゲンが頑張って糖を血液に、脳に送ってくれています。
補う程度で良いのです。
これが、また多くなり過ぎると「インシュリン」が反応して、
「良し!この余った分は脂肪として貯蔵しよう!」
と喜んで脂肪に変えてくれます。
しかしあまり、多すぎると「インシュリン」も喜ばなくなります。
忙しすぎて、あたふたしている内に、血液の糖が放置状態になって、
最終的には、尿から糖を放出・・・・こうなったら「糖尿病」です。
インシュリンが疲労から寝込んでしまっているので、インシュリンを起こす為に、
注射をしたり等々、病院へ通わなければならなくなります。
あまりにも脂肪が増えると、健康の為に「糖質制限ダイエット」が必要なのです。
が、健康を害する程、やり続けてはいけません。
本当にバランスが必要です。
この章は、
「空腹感」には「グリコーゲン」と「糖質」が大きく関わってくるという話でした。
ちなみに、グリコーゲンは「グリコ」っていう有名な会社の名前の由来らしいですよ。
おかし食べてエネルギーを!!という感じですよね。(たぶん・・・)